ここでひとつ質問です!
貸借対照表を見て「自社の健康状態」を説明できますか?
貸借対照表は単なる数字の羅列ではありません。
会社の健康診断書のようなものであり、経営の持続力やリスク耐性を測る重要な資料です。
貸借対照表は会社の財政状態を表し、会社がプラスの財産(資産)やマイナスの財産(負債)、正味の財産(純資産)をどれぐらい持っているかを示します。
- 資産
会社が保有する現金・在庫・設備・建物など - 負債(他人資本)
銀行からの借入金や支払債務など将来支払う義務があるもの - 純資産(自己資本)
資本金や繰越利益剰余金など会社が持つ正味の財産
融資を行うかどうかを決める際、銀行が必ずチェックするのが資産に占める純資産の割合、いわゆる自己資本比率です。
「自己資本比率が高い会社は骨太な経営を行っており、低い会社は倒れるときは早い」という認識で、10%以下だと銀行は「要警戒」とみている印象です。
では、自己資本比率を高めるにはどうしたらよいか?
自己資本比率を改善する方向性には、
- 不要な資産を売却して借入金を返済する
- 株式を発行して資本金を増やす
- 利益を出して繰越利益剰余金を積み上げる
などがあります。
このなかで最も重要なのが、利益を出して繰越利益剰余金を積み上げること。
一朝一夕にはいきませんが、コツコツ積み上げていきたいですね。