社長の財務リテラシー

「同じ決算内容なのに、なぜA社は融資を受けれてB社は断られるのか?」
「うちは黒字だし、自己資本比率も高い。でも銀行の反応がいまひとつ…なぜだ?」

それは、銀行は“決算書の数字”と同じぐらい(ある意味それ以上に)「社長が自社の財務をどう理解しているか」を重視しているからかもしれません。

なぜなら

  • 融資後に問題が起きたとき、財務を理解していない社長は軌道修正できない
  • 数字を読めない(イコール)経営の未来が見えていない

つまり、社長の財務リテラシー(イコール)経営力(イコール)信用力と見られている側面があるからです。

金融機関は、数字そのものはもとより、社長の財務に対する理解力も見ています。

なので、財務を「話せる社長」になると、金融機関からの信頼が一気に高まります。

  • 「なぜ利益が出たのか/出なかったのか」を自分の言葉で説明できる
  • 「何にお金を使ってどう回収するか」を明確に描いている
  • 「今後1年の資金の動き」を把握している

難しい会計知識ではなく、これらの自社の財務を経営視点で捉える力が求められます。

毎月、数分時間をとって試算表に目を通し、

  • 粗利率、営業利益率、経常利益率
  • 利益が出た(出なかった)理由
  • 現預金の残高

を確認するだけでも、財務リテラシ―がアップするのでオススメです。